このエッセイは民主主義と権威主義に揺れる2019年のスーダンにおいて、ナイル川の漁師たちと出会った時の記憶を書き残したものです。
自分が獲っている魚が工場排水の汚染で危機に瀕している——しかし、そのことは誰にも言えない、そんな状況を目の当たりにした時、あなただったらどうしますか?地域の外側から来た「よそもの」が、そこで起きている環境問題に対して何ができるのか、この日の出会いを境に考えるようになりました。
エッセイ本文はこちらからご覧ください。
記事出典:中鉢夏輝 2022「ワタン/祖国の「よそ者」が知るナイル川の汚染」「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」(研究代表者 岡真理)ウェブサイト(http://www.projectwatan.jp/).