「船と風」読書会

モナ・アリー「清算のとき:ホルムズ海峡とドル覇権の終焉」

アメリカ=イスラエルによる対イラン戦争がはじまってから2か月以上が経過し、ホルムズ海峡の「封鎖」によって日本でも石油関連製品の不足など大きな混乱が生じています。現在日本社会のなかで生じている経済的な痛みから目を逸らすことをせず、かといって化石燃料経済の「いつも通りのビジネス」を自明視することなく、この事態についてどう考えることができるのか、私自身もまだ混乱と迷いのなかにいます。そんななかで、今月の『世界』(6月号)にモナ・アリーの「清算のとき:ホルムズ海峡とドル覇権の終焉」という記事の翻訳を寄稿しました(原文はこちら)。この記事では、今回のホルムズ危機によって石油=ドルの結びつきを基盤としたアメリカの覇権がいかに揺るがされることになるのかが、イギリスのスターリング・ポンド覇権に打撃を与えることになった1956年のスエズ運河封鎖との歴史的な比較も踏まえながら論じられています。ホルムズ危機について歴史的・地理的に視野を広げてくれるとともに、今後の展望についてもひとつの示唆を与えてくれる記事だと思います。

読書会では、最初に訳者である私のほうから記事の内容や背景的な知識などについて少し話題提供をしたうえで、参加者の皆さんからこの記事をどう読んだか、そして昨今の状況についてどのようなことを感じたり考えたりしているのかを共有していただけたらと思っています。とくに参加要件などはありませんが、記事だけはご一読のうえご参加ください。(中村)

日時:2026年5月30日(土)19:00~

場所:ZOOMでのオンライン開催(事前予約等は必要ありませんので時間になったら以下のリンクよりお入りください)

https://keio-univ.zoom.us/j/86829929904?pwd=jObAQLq7i7b8iSmA5Alqkob7Y5xb4N.1

ミーティングID: 868 2992 9904
パスコード: 527675

参加費:無料(カンパ歓迎)

お問合せ:shipandwind@gmail.com (船と風:中村)


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